温もりと深みをまとう、ミッドセンチュリーの家

賃貸から戸建へ。ご夫婦が選んだ暮らしの舞台

これまで狭い賃貸マンションで暮らしていたご夫婦。もっと落ち着ける広さのある空間で、心地よい時間を過ごしたいという思いから物件探しを始めました。福岡県久留米市の西鉄沿線でいくつかの中古物件を検討し、駅からの利便性や建物の状態、そして価格のバランスが整った戸建に出会ったことが、リノベーションを決意するきっかけとなりました。

洗練された設計で暮らしの不満を一掃

これまでの暮らしで特に不便を感じていたのは、水まわりの収納でした。使い勝手の悪い洗面カウンターに日々悩まされていたご夫婦の希望に応えるかたちで、リノベーション後は幅広の洗面カウンターと三面鏡を備えた機能的な空間に一新。二人が並んでも余裕をもって身支度できる広さを確保し、日常の小さなストレスを解消しました。さらに旦那様からのリクエストで、筋トレのための懸垂バーも設置。戸建ならではのゆとりある設計が、暮らしの質を一段と高めています。

温かみとミッドセンチュリーが調和する空間

今回のリノベーションで大切にしたのは「温かみのある空間をつくりたい」というご夫婦の願い。内装はレトロな雰囲気とナチュラルなミッドセンチュリーをミックスしたテイストにまとめられました。赤みを帯びた無垢床やラワン材を多用し、壁はキナリやグリーン、ブラウンといった暖色系を基調に。奥様と一緒に選んだ淡い色味のガラスモザイクタイルを造作洗面カウンターと組み合わせ、洗面室を印象的に仕上げています。またLDKにはラワンベニヤを貼った腰壁と、こっくりとしたブラウンのタイルを合わせ、空間全体に深みと上質感をプラスしました。ご夫婦は「温かみのある雰囲気に包まれて、とても満足しています」と語ってくださいました。