家業を継ぐためにみやま市へ
家業を継ぐために福岡市からみやま市へ引っ越しをすることになったU様。ご家族4人でゆったりと過ごせる新たな住まいを探しているとのことで、ご相談をいただきました。和風古民家の平屋をご希望されていたU様に対し、いくつかの物件をピックアップし、一緒に内覧に行きました。その中の一つが築年数が浅く、非常に良い材料が使われている家で、タイミングよく見つかったため、すぐに決まりました。
元の素材感を活かしたプラン
プランのコンセプトは「建物自体の雰囲気を残した和モダンな平屋」。4DKの間取りを2LDK+ウォークインクローゼットに変更し、お子様が走り回れるくらい広々としたLDKを中心とした家をご提案いたしました。
和の伝統を活かしたデザイン
太い角材を井げた状に組んで正方形をつくり、その上に板などを張った「格天井(ごうてんじょう)」や、上半分が障子、下半分にガラスがはめ込まれた「雪見障子(ゆきみしょうじ)」など、既存の伝統を活かした良い部分を活かしつつ、床は無垢の杉のフロアーに自然塗料で仕上げました。壁は白でシンプルに仕上げた一方で、キッチンはフロア材を張った下り天井にステンレスキッチンやタイルを使い、リビングよりモダンな印象に。また、モルタルなどを部分的に使い、さまざまな素材感を組み合わせた空間に仕上げました。
和に”モダンさ”を足したカリグラフィーアート
リビングで印象的なのは、白い壁に飾られた存在感のあるアートです。北村磨氏によるカリグラフィーアートが、和の空間を和モダン空間へと変えています。リビングだけでなく、トイレのドアなど随所に北村氏のカリグラフィーが施され、統一感のある世界観を作り上げています。
リノベーションとアートの力が組み合わさり、和モダンな平屋が完成しました。
REQUESTご要望
- 建物自体の雰囲気を残した和モダンな雰囲気にしたい。
ANSWER担当者の対応
- 既存の格子天井を残し、床は無垢の杉のフロアーに自然塗料で仕上ました。
- 壁は白でシンプルに仕上げ、ステンレスキッチンやタイル、モルタルなど異素材を組合せ質感を感じることのできる空間に仕上ました。
- 南側の掃き出し窓の内側に既存であった雪見障子を利用しました。
DETAIL物件情報
- 物件名U様邸戸建リノベーション
- 内容戸建リノベーション
- 平米数134㎡+物置9㎡
- 間取り2LDK+ウォークインクローゼット
- 地域福岡県みやま市
- 家族構成ご夫婦、子供2人